遺品整理のやり方

遺品整理とは、故人の部屋の片付けや不用品の処分、その後の清掃を指し、故人の想いが残った品々を捨てるだけではなく、供養という形で取り扱う仕事です。法的な規定はありませんが、残された遺族のことを考え、遺品の取り扱い方や法規則などの知識を得ることができる遺品整理士という資格があるほどなので、とても重要な仕事であることが分かるかと思います。

そのような遺品整理とは具体的にどのような仕事をするのでしょうか。
今回は、遺品整理をどのようにやるのか、詳しく説明します。

まず、遺品整理を行う前に必要なことは、ご遺族の方とよく話し合いをすることです。
ご遺族の方と遺品整理の現場を共に訪れることが理想ですが、そこまで協力的な方であるとは限らないのでなんらかの連絡手段でコミュニケーションを取ります。その際に決めることは主に、スケジュール、処分する品の決定です。ご遺族の方の都合などもあるので、開始する日程や、かかる期間をあらかじめ決定する必要があります。期間を短く設定していても、遺品の整理にはかなりの時間を要することも多いため、少し長めの時間を確保することが推奨されます。処分する品としては、ペットボトルやちり紙といった通常のごみはそのままごみとして扱われますが、大きくて一人では持ち運べないものなども、ご遺族と相談し回収をします。思い出の品はきちんと保管し、換金やリサイクルの希望には早急に対応することが求められています。そういった打ち合わせをきちんとした上で、遺品整理を開始します。

当たり前ですが、遺品整理は供養の気持ちを持って丁寧に行います。故人の残された部屋にある、家具や家電、生活用品、財産となるもの、ゴミといったすべてのものに対して遺品整理は行われます。ゴミはきちんと分別をして処理し、家具や家電は不法投棄をせず責任をもって回収、財産となりうる時計やブランド品などは買い取りやリサイクル業者へ売却します。

これだけだとただの掃除屋と思う方もいるかもしれませんが、実は遺品整理の仕事はこれだけではありません。
仮に故人が賃貸住宅に住んでいた物件に住んでいた場合、契約しているサービスの解約やレンタル品の返却もする必要があります。

サービスとして確実に挙げられるものは、電気や水道、ガスです。これらのサービスを利用していない家庭はほぼ0といっても過言ではないでしょう。1人暮らしでなくなってしまった場合、これらのサービスの管理会社に、入居者が亡くなったという連絡をする必要があります。さらにインターネットを個人契約している場合、部屋に残された通信機器を返却し、自身で付け替えた家電や照明機器なども、管理会社に確認しどうするかを決める必要があります。こういった連絡を怠るとトラブルの発生になりかねないため、連絡は必ず行い、ご遺族に迷惑がかからないよう努めます。

遺品整理を終えた後は、特殊清掃の作業です。特殊清掃については詳しく触れませんが、腐敗した遺体によるシミや悪臭、その影響を受けてしまった部屋を特殊な薬剤などを使用して、元の状態に戻す作業のことを指します。
遺品整理の仕事にはこれらの作業も含まれているため、ただの大掃除ではなく心身ともにとても大変な作業となっています。

上記のような作業を終え、ご遺族の方への報告をするまでが遺品整理のやり方となっています。遺品整理のやり方について紹介しました。故人の部屋を掃除するだけでなく、サービスの解約や部屋の原状回復といった多くの仕事をこなす必要があることが分かったかと思います。遺品整理は個人やご遺族を想っての仕事ですし、今後も多くの人に役立つ仕事だとでしょう。